犬と猫のアレルギー⑦ シャンプー療法に使うシャンプーの種類

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前回の記事でアレルギーやアトピーの治療にシャンプー療法が大切だというお話をしました。犬や猫のシャンプーは、何でもいいというわけではありません。特に皮膚病がなければ市販のシャンプーでもいいですが、皮膚が悪い子のためには皮膚の状態にあったシャンプーをしなければなりません。今回は、いくつかの代表的なシャンプーを見ていきましょう。

ノルバサンシャンプー

最も一般的に使われる犬・猫専用シャンプーです。その特徴はクロルヘキシジンという抗菌作用のある成分と、刺激の低さです。比較的万能に使えるシャンプーであり、皮膚が悪い犬や猫の第一選択となることも多いです。アトピーなどの敏感肌でも細菌感染を起こしてしまっている場合にも使いやすいシャンプーです。市販のシャンプーよりはやや高いですが、皮膚病ではない子の普段用のシャンプーとしても使えるシャンプーです。

ノルバサンシャンプーの成分

  • クロルヘキシジン酢酸塩:抗菌作用のある成分。刺激も強くない。
  • ヤシ油脂肪酸アミド:ヤシ油脂肪酸由来の洗浄成分。泡立ちを促し被毛の汚れを落としやすくする。
  • ラウリン酸ジエタノールアミド:シャンプーのあわ立ちや洗浄力などを高める。
  • 塩化ジアルキルジメチルアンモニウム:毛を柔軟にして、静電気を防止する。リンスのような役割。
  • ポリエチレングリコール:保湿作用・乳化作用。

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マラセブシャンプー

マラセブシャンプーは、抗真菌作用のあるミコナゾールを配合したシャンプーです。皮脂が多く、マラセチアが増えやすい環境にある犬によく使うシャンプーです。シーズーの皮膚炎を代表とした脂漏症ではマラセチアが多く、夏場ににおいのきつくなる皮膚病ではマラセチアが増加している可能性が高いです。アトピーで脂が出やすい皮膚に使いやすいシャンプーです。

マラセブシャンプーの成分

  • ミコナゾール硝酸塩:抗真菌薬です。皮脂を餌にする「マラセチア」という酵母菌がいる皮膚病には第一選択となります。
  • クロルヘキシジングルコン酸塩液:ノルバサンシャンプーにも入っている殺菌成分

ビルバゾイルシャンプー

抗菌・抗脂漏成分の強い犬専用シャンプーです。強い細菌性皮膚炎や脂漏性皮膚炎の治療に使います。比較的刺激や脱脂作用が強いため、敏感肌では荒れや乾燥が強く出てしまうこともあり、アトピーの犬には注意が必要です。ふけや乾燥が出る犬では、コンディショナーや保湿剤との併用が必要となります。

また、あまりいいにおいではないため、史郎の匂いはましになりますが、シャンプー独特のいいにおいはつきません。

ビルバゾイルシャンプーの成分

  • 過酸化ベンゾイル:脱脂・洗浄・抗菌効果の高い成分
  • プロピレングリコール:主に保湿作用を目的とした成分。殺菌作用もあり。

オーツシャンプー

普段使いとしても使える低刺激性の犬猫用シャンプーです。オーツシャンプーは油分をすべて洗い流すことなく、洗浄することができるため、アトピーなどの敏感肌にも使いやすいシャンプーです。

オーツシャンプーを使うと皮膚の乾燥を防ぐことができるため、乾燥によるフケや掻痒感を和らげます。若干洗浄力が弱いため、強い汚れがある場合は、洗浄力が強めのシャンプーで一度洗うといいでしょう。においも良く安心して使えるシャンプーです。

オーツシャンプーの成分

  • 加水分解オーツプロテイン:洗浄・保湿・止痒(かゆみ止め)作用など
  • オーツβグルカン:洗浄・保湿・止痒(かゆみ止め)作用など
  • オーツアベナンスラマイド:洗浄・保湿・止痒(かゆみ止め)作用など

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アデルミル

アトピーやアレルギーなどの敏感肌の犬にもっともおすすめのシャンプーです。泡立ちや洗浄力は高くないので、被毛や皮膚の汚れや皮脂が多い場合はノルバサンシャンプーなどで一度洗ってから、2度目洗いでアデルミルを使う方がいいでしょう。

  • セラミド:皮膚の細胞間物質。皮膚の保湿をして乾燥を防ぐとともに、アトピーなどで弱くなった皮膚のバリア機能を強化する。
  • コレステロール:皮膚の保湿・保護。
  • 必須脂肪酸(リノール酸、γ‐リノレン酸):セラミドとほぼ同じ働き。
  • 単糖類:保湿・洗浄作用。
  • アルキルポリグルコシド:洗浄作用。
  • ボルド葉抽出エキス:皮膚の性状常在菌のバランスを整える。
  • セイヨウナツユキソウ抽出エキス:抗酸化作用・抗菌作用。
  • ピロクトンオラミン:抗菌・抗真菌作用。

まとめ

犬猫に使えるシャンプーはいくつかありますが、それぞれの皮膚のタイプで使いやすいシャンプーを紹介しました。犬や猫は人の皮膚とpHが違うため、人用のシャンプーは使えません。愛犬・愛猫の皮膚のタイプに合ったシャンプーを使うようにしましょう。

シャンプーの仕方はこちら

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