ノミ・ダニについて知っておこう② ノミアレルギー性皮膚炎について

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ノミやダニは血を吸うから良くないというイメージがあると思います。確かに、血液を吸いますが、大人のわんちゃん・猫ちゃんであれば、貧血するほどの血の量をノミやダニに吸われることはありません。それより問題になるのは、ノミやダニによって引き起こされる病気です。今回から数回にわたり、ノミやダニが起こす病気をいくつかご紹介します。

ノミアレルギー性皮膚炎とは

ノミアレルギー性皮膚炎はその名の通り、ノミに対するアレルギーにより皮膚炎を起こす病気です。ノミ自体がかゆみを起こすというわけではなく、ノミが出す物質に対するアレルギーですので、たった1匹いるだけでもノミアレルギー皮膚炎は起こります。

ノミアレルギー性皮膚炎の症状

ノミは犬や猫の下半身に棲むことが多いため、下半身のかゆみとして症状が出て来ることが多いです。典型的な例では、しっぽの付け根~腰辺りの皮膚を舐めたり噛んだりして、脱毛と皮膚の発赤が出てきます。それ以外にもお腹や太ももなど下半身に同じような症状が出ることがあります。猫では顔面の皮膚炎として出ることもあります。

そのような皮膚の症状があって、ノミやノミの糞が下半身から見つかれば、ノミアレルギー性皮膚炎の可能性が非常に高くなります。先ほど書いた通り、ノミが一匹いるだけでもノミアレルギー性皮膚炎は発症しますので、ノミが見当たらないからノミアレルギー性皮膚炎ではないとは言い切れません。

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※ノミの糞の見分け方

ノミの糞は小さな黒い粉のようなものとして見えます。ノミの糞を見分けるためには、白い紙

の上で犬や猫の下半身をブラッシングし、黒いものが落ちるかどうか見ます。黒いものが落ちたら、少し水分を含ませたティッシュでそれをつぶし、赤くなったらノミの糞です(赤くなるのは吸血した血液成分だと考えられます)。

ノミアレルギー性皮膚炎と鑑別が必要な病気

下半身に同じような皮膚炎が出てくる場合、ノミアレルギー性皮膚炎以外にも以下のような病気も考えれます。

  • アトピー性皮膚炎
  • 食物アレルギー
  • 膿皮症
  • ホルモン疾患
  • 肛門嚢炎
  • 馬尾症候群

ノミアレルギー性皮膚炎の治療

治療はノミの駆除とアレルギーの治療を同時に行います。

ノミの治療は一般的な動物病衣で扱うノミ・ダニ予防の薬を使います。動物病院で処方してもらう薬であれば、ほぼ100%に近いくらい、1~2日でノミの駆除はできます。

アレルギーの治療にはステロイド剤を使います。ノミがいなくなればアレルギー症状も一気に引くことが多いので、数日のステロイド剤で治まることが多いです。ただし、アレルギーを発症して時間がたっていると、細菌感染などを起こしているケースも多いため、完治までの時間が少し長引くことがあります。

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ノミアレルギー性皮膚炎は強い痒みでストレスになる

ノミアレルギー性皮膚炎はかなり強い痒みを起こし、強いストレスの原因になります。幸い、見つけてすぐに治療をすれば治りのいい病気ではありますが、犬や猫に余分なストレスを与えてしまうことになりますので、予防が必要になります。

次回以降もノミやダニが引き起こす病気についてお話していきます。

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