ノミ・ダニについて知っておこう③ 瓜実条虫症について

スポンサーリンク

「ノミ・ダニについて知っておこう」第3回は、ノミ・ダニに媒介される瓜実条虫という寄生虫についてです。人にも感染する可能性のある虫ですので、感染の仕方や症状をしっかり知っておきましょう。

瓜実条虫とは

出典:https://www.bayer-pet.jp/pet/library/disease/urizane.html

瓜実条虫はノミと犬や猫の間で感染経路を持つ、消化管内寄生虫です。長くなると体長が80㎝ほどになる非常に細長い寄生虫です。寄生虫の体は、電車の車両のように、片節と言われる数㎝のパーツがいくつも連なった構造をしています。

瓜実条虫の感染ルート

瓜実条虫は、幼虫を含んだノミをグルーミングの際に飲み込むことで感染します。感染したノミは動きが非常に遅くなって、犬や猫に飲み込まれやすくなると言われています。犬や猫の体内に入った瓜実条虫の幼虫は消化管内で成長し、卵を持った片節が切り離されて肛門付近にくっつきます。

その辺節から出た卵をノミが食べて、ノミの体内で成長してそのノミが犬や猫に食べられるという感染ルートが成立します。

スポンサーリンク

瓜実条虫症の症状

瓜実条虫はそれほど犬や猫の体に害を及ぼすことは少なく、軽い下痢や栄養不良を起こす程度で治まることが多いです。実際には、特に症状はないけれど、「肛門付近に米粒のようなものが付いていた」という症状で受診する飼い主さんが多いです。また、肛門付近のかゆみが出ることも多いため、お尻を良く舐めているという症状で気付くこともあります。

ただし、子猫や子犬の場合にはひどい下痢や栄養不良を起こして状態が悪化することもあるので注意が必要です。

瓜実条虫の診断

瓜実条虫の診断は、糞便中の虫卵を顕微鏡で見つけたり、片節を検査することでわかります。他の寄生虫に比べて、弁の中に卵が出て来ることが少ないため、米粒のようなものが見つかったらそれ自体を病院へもっていった方が確実な診断ができます。

人にも感染する?

実は瓜実条虫は人にも感染します。人の感染でもそれほど強い症状は出ませんが、幼児は下痢や腹痛が起こることが多いです。感染は犬や猫と同じく、ノミが口に入ることで起こりますので、なんでも口に入れてしまう小さい子どもは感染しやすくなります。小さいお子さんのいる家庭では、特にしっかりノミ対策をしておく必要がありますね。

瓜実条虫の治療

瓜実条虫の治療は駆虫薬の飲み薬で行います。もちろん、飲み予防も同時に必要になることと、多頭飼いの場合は同居の猫すべてが感染している可能性があるので、全頭駆虫薬を飲んでおいた方がいいでしょう。

スポンサーリンク

まとめ

瓜実条虫は、ノミに感染していなければかかりません。それほど怖い病気ではありませんが、人にも感染する可能性もあるので、ノミ対策はしっかりしておきましょう。

にほんブログ村 犬ブログへ ポチっとm(__)m