猫の風邪「FVR」④ FVRの治療

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猫の風邪「FVR」について、お話してきましたが今回はFVRの治療についてお話いたします。

猫 FVR くしゃみ

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FVRの治療の基本は支持療法

FVRはヘルペスウイルスによる感染症です。抗ウイルス薬もありますが、費用が高いわりには効果がそれほどでない時もあるため、FVRの治療は猫の免疫力を高めて自己治癒力によって治すための支持療法を行うことが多くなります。

支持療法のメインは点滴と栄養補給になります。点滴は、状態がそれほど悪くなければ皮下点滴が、脱水がかなりひどく状態が悪い場合は入院点滴が必要になります。

FVRの治療では栄養補給も重要になります。特に予備能力が少ない子猫の場合には、栄養補給は非常に大切です。FVRでは鼻が詰まって匂いを嗅げなくなり、食欲を落としてしまうことが多いです。

場合によっては、栄養の高いa/dや退院サポートなどのフードを与えるのも有効です。また食欲廃絶している場合は強制給餌(きょうせいきゅうじ)が必要になることもあります。

二次感染を抑える抗生物質

FVR感染症を起こした猫では、最近の二次感染を起こしてしまうことも多いです。不必要な抗生物質の使用はすすめられませんが、二次感染を起こしてしまっている場合は抗生物質が必要になります。

抗生物質は飲み薬でもありますが、食欲が落ちてしまっている場合や、しっかり効かせたい場合には注射が有効です。しばらく点滴や注射で動物病院へかかる必要が出てくることもあります。

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症状を抑える解熱や消炎

FVR感染症では熱が上がるケースもあり、その場合には解熱剤を使うこともあります。また、鼻つまりがひどかったり、結膜の腫れが強い場合には消炎剤を使うと、本人が少し楽になったり、食欲が上がるケースもあります。

ただし、解熱剤や消炎剤は、胃腸を荒らしたり、腎臓に負担をかけたり、感染を悪化させたりすることもあります。状態を見ながら必要に応じて使ってもらうようにしましょう。

抗ヘルペス薬

ヘルペスを抑える薬として、抗ヘルペス薬を使うこともあります。多くはヒト用の抗ヘルペス薬を猫に使うのですが、抗ヘルペス薬は高価になることがあります。

抗ヘルペス薬を使うかどうかはその動物病院の方針もありますが、あまりに治りが悪い場合には動物病院で一度相談してみましょう。

インターフェロン

インターフェロンは、免疫力を上げて感染症全般に効果があると考えられている物質です。現在発売されている猫用インターフェロンは注射しかなく、飲み薬はありません。

インターフェロンに関しても賛否両論であり、病院の方針で使うかどうか判断していることが多いです。インターフェロンも高価な注射であるため、1回の注射で数千円することもあります。

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点眼・点鼻薬

軽症のFVRや、飲み薬の補助として、点眼・点鼻薬が使われることも多いです。点眼・点鼻薬には抗生剤やインターフェロン、消炎剤など様々な薬が用いられます。

FVRの治療は早めに

FVRは一般状態が悪化する前に治療を始めることができれば、比較的早く治ることも多いです。一方、悪化すると他の感染症を併発したり、肺炎などに移行してしまい状態が悪化してしまうこともあります。

猫が風邪気味だと思う場合は早めに動物病院へ行き、治療の相談をしておきましょう。特に子猫の場合には一気に調子を崩すことがあるので、状態には十分注意してくださいね。

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