猫の繁殖シリーズ③ 受精~妊娠~出産前

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猫の生殖シリーズ第3回は猫の授精~出産までについてお話ししましょう。猫の子供がどのようにでき、どのように成長して、どう生まれて来るのか、一緒に見ていきましょう。

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卵子は卵管で受精して、子宮に降りる

交尾による交尾刺激後約1日で、卵子が排卵された卵子は「卵管」と言われる卵巣と子宮をつなぐ管の部分で精子と出会って「受精」します。猫の排卵数は平均5~6個、胎児数は4.5頭と言われているので、交尾して排卵すると、高確率で受精することがわかりますね。これが、野良猫の避妊手術が必要な理由です。発情のたびに4,5頭の子供を産むとなると、1頭の母猫で年間10頭以上、一生で50頭以上の子猫を産むことも十分可能になります。

交尾のたびに排卵するため「同期複妊娠」が起こる

猫の排卵は交尾刺激によって起こりますが、1回の発情で複数のオスと交尾をすることもあり、その場合にはそのたびに排卵が起きて「同期複妊娠」が起こることもあります。これは、お腹の中の子供が、別の父親の子供であるという状態です。つまり、野良猫の出産では、一度に違う父親を持つ子猫が生まれることがあるということです。できるだけいろいろな遺伝子を入れて、弱い子ばかり産まれてしまうリスクを防ぐための戦略なのかもしれませんね。

受精卵の初期の成長速度はヒトと同じ

卵子と精子が受精した「受精卵」は大体1日に1回分裂しながら「桑実胚」と言われる16細胞くらいの受精卵に成長します。この成長スピードはヒトと同じです。桑実胚の状態で子宮に侵入し、子宮の壁にくっついてそこから栄養をもらえるようにする「着床」が起こります。ふわふわと漂っていた受精卵が、子宮にしっかりくっついてそこで成長を始めるのが着床です。

妊娠の確認は交尾後3週以降の超音波検査

猫の妊娠の確認は通常、超音波検査を行います。早ければ交尾後3週間程度で超音波に、胎胞の中に胎児の存在を確認できます。ただし、その時点では胎児というよりは、液体の中にある豆のようなものとして見えます。実際に手足の動きや心臓の拍動を確認できるのは交尾後40日程度たってからになります。妊娠初期の胎児は不安定であり、初期に何らかの原因で亡くなってしまうと、そのまま吸収されることが多く、ここで妊娠が確認されても出産まで行かないこともあります。

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胎児数の判断は交尾55日以降のレントゲン検査

超音波検査のメリットは、妊娠初期に妊娠の確認ができることと、胎児の動きがわかる(元気かどうかがわかる)という点ですが、正確な胎児数がわからないというデメリットがあります。

一方、レントゲン検査は妊娠初期には検査の意味がなく胎児への影響が心配されるというデメリットがありますが、出産間際には胎児数の確認のために安全に検査を行うことができます。また、胎児の大きさが骨盤に対して大きすぎないかどうかの判断もできます。

猫の妊娠期間は約60日

猫の妊娠期間はやく60日です。ただし、多少前後することもあり、早ければ57日、遅いと65日くらいで出産することもあると言われています。難産になることは珍しいですが、胎児数が少ないと子宮の中で大きくなりすぎることがあるので、胎児が1~2頭の場合は難産に要注意です。他にも難産の原因はいくつかあるので、また後日、記事にしようと思っています。

次回は、猫の出産に関するお話をさせてもらいます

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