猫の繁殖シリーズ最終回 愛猫の妊娠・出産を考える前に

スポンサーリンク

前回までの記事で、猫の繁殖に関するお話をさせていただきました。これらの記事を書いた理由は、猫の繁殖をすすめているわけではなく、あくまで猫がどんな繁殖行動をしているのか、野良猫がどうして増えてしまうのかを理解してもらうために書いた記事です。

今回は、もし、自分の家の猫の妊娠出産を考えている飼い主さんがいるのであれば、その前に一度読んでいただきたい記事になります。もう一度本当に妊娠出産させていいのか、この記事を読んで考えてみてくださいね。

ペットラインの猫ちゃん情報サイト、にゃねっとクラブ会員でプレゼント!

1. 子猫を幸せにできるのか?

猫は多産です。一度に出産する数は平均4.5頭で、若い猫であれば7~8頭産むこともそれほど珍しいことではありません。子どもを産ませてもすべての子を飼ったり、里親に出して幸せにできるかどうかを考えてみてください。

もし、自分で飼う場合は、オスメス一緒にいると必ず交尾して妊娠しますので、避妊手術・去勢手術が必要です。費用の平均は避妊手術25,000円・去勢手術15,000円です。また、猫1頭の平均飼育費は年間およそ80,000円(フード代+ワクチンなどを含めた医療費)かかると言われています。つまり一般的な飼い方をした場合、5頭増えれば年間40万円、月々3万3,000円程度費用が掛かってきます。

また、里親に出す場合も知り合いやインターネットを介して里親を決めますが、どんな人かわからない場合はとても不安になります。まれなケースではありますが、里親募集で猫をもらっては虐待を繰り返していたという事件も起きています。

すべての子を幸せにできる余裕があるのか銅貨をもう一度考えてみてください。

2. 親猫は伝染病を持っていないか?

猫には完治できないウイルスの病気が多くあります。特にFeLV(猫白血病ウイルス)やFIV(猫エイズウイルス)は子供に感染してしまうことも多く、猫の飼育密度が高いほど感染の確率は上がると言われています。

もし、母猫もしくは父猫の候補がこれらの病気を持っている場合は、子供への伝染や母親父親同士での伝染のリスクもあるので、繁殖はやめておかれることをおすすめします。特に母猫が持っている場合は、伝染する可能性も高いですし、妊娠出産のストレスで発症を早めてしまう原因にもなりかねません。

スポンサーリンク

3. 子供を産ませる必要があるか?

猫の出産を見るのは非常に大きな喜びであり、貴重な体験です。ただし、もし子猫が欲しいだけであれば、自分の家の猫に出産をしてもらわなくても、里親になるという選択肢があります。

現在、里親募集のネットワークはかなり広く、子猫を譲っていただくことも難しくはありません。もし、猫がもう1頭欲しいということであれば、不幸な猫を減らしてあげるためにも里親募集の猫ちゃんを譲っていただくことをおすすめします。

4. 難産の場合に対処できるか?

猫には難産は少ないとはいえ、難産になってしまうこともあります。その場合には、動物病院で帝王切開が必要になることも多いです。それをしないと、子供だけでなく母親の命が危険になることもあります。夜中になってしまえば緊急病院を探して行くか、事前に夜中でも協力してもらえる動物病院を探しておく必要があります。

「難産になった場合に行ける病院があるのか?夜中でも診てくれる病院があるのか」「帝王切開になった場合の費用(病院によって異なるが5~10万円くらい)を払うことができるのか」をもう一度考えてみてください。

5. まとめ

猫の妊娠出産には、多少のリスクが伴うとともに、生命の誕生に関する責任をしっかり自覚しておく飛鳥があります。否定的なことばかり書いてきてしまいましたが、動物の妊娠出産に立ち会うということは非常に貴重な経験であり、愛猫と共に子猫を育てる喜びは他に経験のできないものでもあります。

もし、しっかりと責任をもって生まれて来る子猫を幸せにできると思える人は、妊娠出産を考えてみてください。第一優先は妊娠出産をする当事者の親猫と子猫であることは絶対に忘れないでくださいね!

にほんブログ村 犬ブログへ ポチっとm(__)m

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする